生まれつきの体質
両親や祖父母の中に薄毛の人がいる場合、
生まれつき薄毛になりやすい体質の可能性
があると言われています。
薄毛になりやすい体質は、薄毛を引き起
こすと言われるさまざまな要因(生活習慣や
加齢など)の影響を受けやすい体質だと考え
られているのです。
ストレス
ストレスを過度に感じると体が緊張状態になり、
血管が収縮して血行が悪くなることがあるそうです。
血行が悪くなってしまうと、頭皮に栄養が運ばれに
くくなるなど、髪の毛の成長に必要な栄養が不足し
てしまい、薄毛に繋がってしまう可能性があります。
それだけではなく、ストレスは不眠や食欲不振など
さまざまなことを引き起こしかねません。ストレスが
たまることで、知らぬ間に薄毛や抜け毛に繋がって
しまうことがあるということです。
頭皮環境の乱れ
頭皮環境が乱れ、皮脂が過剰に増えたり、逆に乾燥に
よってフケが出ていたりすることが原因で毛根がふさ
がって髪の毛の成長に影響を与え、薄毛につながるこ
とがあります。
頭皮環境は、自分の頭皮に合わないシ
ャンプーを使うことや、生活習慣などによって乱れる
ことがあると言われているのです。
また、紫外線や、
パーマやカラーリングを過度に繰り返すことによる、
頭皮への影響が関係しているとも考えられています。
物理的な負荷
髪の毛を強く引っ張っているようなヘアアレンジを
長時間(長期間)続けることで、頭皮に物理的に負
荷がかかり、薄毛に繋がってしまうことがあるとさ
れています。
ポニーテールやお団子など髪の毛をき
つく結ぶヘアアレンジをしたり、エクステンションを
つけたりすることも頭皮に物理的に影響を与えると
考えられています。
また、同じ分け目にし続けること
も頭皮にとってよくないそうです。
男性特有:AGA(男性型脱毛)
男性特有の薄毛の原因にAGA(男性型脱毛)が挙げら
れます。ちなみに、女性の場合は「FAGA(女性男性型
脱毛症)」と呼ばれています。
テストステロンと呼ばれ
る男性ホルモンは、頭皮に存在する酵素の一種と結び
つくと、薄毛の原因になると言われている男性ホルモ
ンに変化するそうです。酵素と結びついた男性ホルモン
には、髪の毛の成長を抑えてしまう働きがあると考え
られています。
また、酵素と結びついた男性ホルモンが増えると、髪の
毛がうまく成長できず、生え変わりを繰り返していくに
つれ徐々に細く短い毛が生えやすくなってしまうことも
あるそうです。細い髪の毛は抜けやすく、結果的に薄毛
に繋がってしまう可能性があります。
テストステロンを
変化させる酵素は、生え際などの前頭部や、つむじあたり
の頭頂部に多く存在しているため、AGA(男性型脱毛)に
は薄毛になりやすい個所に特徴があると言われています。
女性特有:出産
女性特有の薄毛の原因には、出産が関係していると言わ
れています。
産後の女性は、ホルモンのバランスの乱れ
や睡眠不足、育児のストレスなどが関係して、薄毛が引
き起こされやすいと考えられているのです。
妊娠後期か
ら変化するホルモンバランスの影響で、髪の毛の生え変
わりの周期が延長されてしまうことがあります。そして、
産後徐々にホルモンバランスが整っていき、本来抜ける
はずだった髪の毛が一斉に抜けてしまうため、産後に抜
け毛が目立ちやすくなるそうです。
だいたい産後2~5カ
月ごろから髪が薄くなりはじめ、一般的には6カ月~1年
6カ月の間に自然に元の状態に戻ると言われています。
しかし、まれに長引くこともあるようなので、不安な方や、
薄毛の程度がひどいと感じる方は、医師に相談してみても
よいかもしれません。
病気などの影響
なんらかの病気が原因で薄毛になってしまうことがあると
言われています。
不安だなと思う場合は、自己判断せずに、
医師に相談してみましょう。